初めての大規模修繕工事。だけど解らないことだらけではないでしょうか。まずは相談先を探さなくてはならず、種類も様々です。
価格もさることながら、それぞれ得手・不得手があるのも事実。最初から選択肢をあまり絞らず、
広い視野で比較検討することをオススメします。

ここでは主な相談先をいくつかご紹介します。あなたの物件や管理組合の方針にはどこが合うか、参考にしてください。

管理会社
日々管理組合とのやりとりがありますのでマンションを熟知しています。 管理人などを通じて気軽に相談してください。予算管理などもできます。

社内に修繕工事に関する部署を持っている会社は少数なこと。 工事は外注となることがほとんどなので、コストが高くなることがあるんだ。

Point
コミュニケーションが取り易いですが、全体としてコストは割高になる傾向があります。
マンションのことを熟知していることが強み。コストは多少掛かっても負担を減らしたい管理組合には選択肢の一つになるでしょう。
設計事務所
建築の専門家として、工事のプランニングをしっかりと立てることができます。 特に建物をグレードアップさせたい場合などは強みが発揮できます。

大規模修繕工事においては、比較的後発の業態なので、 実績の多いところは少数です。また、専門はあくまで設計なので 施工費とは別にコンサルティング費が掛かることが多いんだ。

Point
大規模修繕の実績はどのくらいあるのか、確認しましょう。
提案力の高いところが多いので、コストに見合った付加価値を求めることが可能です。
工事会社
施工・管理を自社で行うので中間マージンが掛からず、低価格で工事を行えます。 また建物の診断や、それに基づいた提案も可能です。

大規模修繕を専門で行っている会社がどうか、確認が必要だね。 そのほとんどが中小企業なので、財務面なども含めた調査や、 アフターフォローの確認なども行なった方がいいね。

Point
なるべくコストを掛けずに大規模修繕を行ないたい場合は、第一候補となります。
地元で、実績が多く評判のいい会社を選ぶことがポイントです。