5時間目 施工期間中のセキュリティ対策のポイントは?
大規模修繕工事中のマンションでは、最上階まで足場が組まれ、シートで覆われるのが一般的です。皆さんもそのような光景をご覧になったことがあるかと思います。大規模修繕にあたり、多くの方が気にするのがセキュリティ対策です。
工事中は職人や工事関係者など不特定多数の人が出入りします。また足場が組まれ、シートで外側から見えにくい状態なので、その気になれば高層階まで建物内を経由せずに上ることもできます。施工会社によって、とられる対策は異なりますので、それらのリスクへの対応策は、業者選定の大事なポイントのひとつです。
ここでは大規模修繕時の、住民レベルで気をつけることや、セキュリティ対策をご紹介します。
居住者が気をつけること
特に高層階の住民は、普段ベランダからの侵入に対する意識が低いため、施錠を忘れる方が意外と 多くいます。普段以上に大規模修繕工事中は注意しましょう。
工事期間中は施工関係者、職人、材料メーカーなど、見慣れない人が多く出入りします。それに乗じて不審者が入り込むこともありますが、コミュニティが形成されているマンションには侵入しづらいものです。声掛けを普段以上に積極的に行いましょう。また、万一不審者がいた場合の連絡体制も周知徹底しておきましょう。
一般的なセキュリティ対策
工事中は何かと出入りが多いため、オートロックを解除しているケースも多く見られます。そのような 場合はガードマンが常駐し、不審者の侵入を防ぎます。
窓に補助錠を付け、2重ロックにすることも効果的です。施工会社によっては補助錠を貸してくれる ところもありますので、ヒアリングの際確認してみましょう。
工事関係者はひと目で分かるよう、腕章やベストを着用します。そうすることで不審者は侵入 しづらくなります。
作業が終了したら、足場の入り口が施錠できるようになっているのが一般的です。また1F部分の 足場から侵入できないよう、金網などで囲うとより安心です。
ここまであれば安心のセキュリティ対策
夜間など足場に侵入すると、赤外線が感知し警報音が鳴る仕組みです。「セキュリティアラーム設置中」 などと大きく書いておくだけでも、一定の防犯効果はあります。
足場に設置し、録画やWeb監視で侵入者を防ぎます。
こちらも設置してあることをアピールするだけでも一定の効果があります。
侵入者が近づくと赤外線が感知、ライトが点灯し、威嚇します。